入院しました。
鼻は両方が鼻血のかたまりでつまり(取ると鼻血が出る)口でしか息ができないので常にヨダレが垂れている状態。
何も食べないのでガリガリに痩せて、いつの間にか顔も変形してしまっている・・・。
そんな状態だったので、かかりつけの医者に連れて行こうと思ったんだけど、そもそも白血病に関しては「何もできることがない」というスタンスの病院。
こんな状態のこの猫を連れていっても、きっと点滴くらいしかしてもらえないだろう・・・。
と思い、もう少し違った治療をしてもらえる病院はないかといろいろと調べてみる。
そうして、1軒の病院を探し当て、早速行ってみた。
最初は、主治医がいるならそちらの方が、と及び腰だったが、せっかく連れて行ったのでようやく診てもらうことができた。
そこの先生は女医さんで、とにかく説明が細やか。
ご自身の体験もあり、これまでの医者とは違った見方、意見を聞くことができた。
その結果・・・。

だが、どこでもいいというわけではなく、ガンに詳しい医者が井笠にあるので、ここで診てもらった方が早い。
遠いなら、別の病院があるので調べることで対処法が分かる。
(前の病院で顔のことを聞いたら、痩せてるだけだと言われていたのだ・・・)

(レクチャーしてもらった)

(方法や、どういったものを混ぜたらいいかを教わる。前の病院では、何を食べさせたらいいか聞いたら、『食べるものでいい』と言われたのだ・・・。何にも食べないのに


(サンプルいただきました)

(この細やかさが女性ならでは?)
しかも、点滴がなくなって次の点滴をお願いした日が土曜日で診察は午前中までだったため、午後は病院は閉めるがアイスボックスに点滴を入れておくので取りに来てほしい、とのこと。
(トモダチ?というくらいの対応だ・・・)
帰宅してから、井笠の病院に連れて行こうかどうしようかと迷った。
顔の変形はきっとガンだろうから、そういった治療をしないとダメなんだろう。
だけど、治療したって意味がないものなら、無駄に労力とお金を使うだけになってしまうし・・・。
考えた挙句、まずは電話をしてみることにした。
きっと、「診てみないと分からない」と言われるだろうが、それでも何か参考になることがあるかもしれない。
というわけで、ダメもとで電話をして聞いてみると、ちゃんとお医者さんが出ていろいろと質問に答えてくれた。
もちろん、診てないので分からないという前提のもとで。
場所が遠いことに躊躇している私に、赤磐にも白血病に詳しい病院があるから、そこが近ければ行ってみたら、と言われた。
赤磐なら、それほど遠くない。
早速、赤磐の病院に電話を入れてみる。
その前に、お世話になった女医さんに赤磐の病院のことを聞いてみることにいした。
ベリーの状態を知っているので、ベリーに合っているかどうか判断をしてもらえるのではないか、そう思ったのだ。
先生曰く、確かに、赤磐の病院は白血病に詳しいが、もし顔の腫れがガンなら井笠の方がいいのではないかと思ったとのこと。
ただ、白血病の症例を多く見ているだろうから、こういったケースも診ている可能性が高いので行ってみたらいいのでは、とのこと。
また、悩む。
どちらにしても、15,16日は外泊する予定なので、ベリーをどこかに預けなければいけない。
女医さんの病院も元の主治医(今のベリーを見ると絶句するかも)の病院もお盆休みのため、預かれないとのこと。
近所の病院も受け入れてくれるということだが、どちらにしても一度は診せに行かなければならない。
だとしたら。
やっぱり、白血病に詳しい病院に診せた方がいいのではないか?
と思ったのだ。
月曜日、早速赤磐の病院へ。
私が大好きなラーメン屋さんが目の前にあるが

今日は我慢

そこにはたくさんの犬や猫がわんさか。
診察室もガラス張りで、透明度が高い。
きっと、それを売りにしているのだろう。
ベリーの順番となり、ベリーを見るやいなや、「これはひどい」と言った表情の先生

とっとと血液検査、それと待ちに待った目と目の間の細胞の検査(これもあっという間に組織を注射で取ってしまった。さすがだ)
を受け、その結果・・・。
「ガンではないですね。膿がたまっているみたいです。ヨダレも、口内炎がひどくなってるみたいで。それに、血液の状態もこれだけ痩せているのに悪くないです。白血球も減ってないし・・・」
え、そうなの?
「とにかく、点滴では全然足らないから、高濃度の輸液を入れて、もっと太らせないとダメですね。それと、抗生物質をできるだけたくさん使って鼻と口を治してやれば、餌も食べられるようになる。
そうしたらよくなる可能性があります」
本当ですかっ

と一瞬喜んだ私に先生は一言・・・
「と言っても、こういう状態ですからねえ〜・・・断言はできませんが。でも、今のところガン細胞は見られませんよ」
もちろん、そんなことは百も承知だ。
あと数日か、1週間かの命だと思っていたベリー。
でもそれは、病気のせいではなく・・・。
衰弱死させるところだったのかも知れない。
「入院させた方がいいけど・・・どうしますか?」
もちろん、最初からそのつもりだった。予定が少し早まるだけで。
しかし・・・。
「費用はいくらくらいかかりそうですか?」
「検査は入れないで、大体1日10,000円くらいです」
つーことは・・・・5日で50,000えんっ?

しかし、今さら後には引けない。
よくなるかもしれないのだ・・・。
というわけで、今はベリーは入院中なのだ。
だが、あの状態のベリーが果たして5日間でよくなるのだろうか・・・。
入院が伸びそうな気がするのだが

さすがに、ペット相手にン十万はかけられない。
十万までは許容範囲として、後は相談しなければ・・・。
と、今度は新たにお金の心配が出てきたりして。
はい。頑張って仕事しますから。
ベリーがまた、あの元気な姿を見せてくれますように・・・。
それにしても、最初からこの病院にかかっていればここまで悪化させることはなかったのだろう。
そう考えるととても悔しいが、正直なところ病院によってこれほど見解が違うとは思ってもいなかった。
今回も、あの女医さんが井笠の「専門」病院の話をしなければここに辿り着くことはできなかった。
ペットにとっての病院選びは、思ったより重要なようだ。
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私はそんな悪徳には運よく出会っていませんが、同じ病気の対応でも、すぐに「じゃあ安楽死させますか?」と言う病院と、「しっかり検査、治療して少しでもこの子が楽なように対応しましょう」と、きめ細やかにしてくれる病院もありました。自宅で点滴や注射もやりましたが(糖尿病など)、そういう時も親切に教えてくれ、穏やかな最後を迎える事ができました。長いおつきあいという事もあってその時はお花も頂き、先生や看護師さんも泣いていました。悲しかったけど、やるだけの事はしたと思うので、不満はなかったです。
お金はたしかにかかるけど、変な後悔はしたくないし…。自分の方をきりつめればいいと思って自分はやっていました。でも大事なのは本当に、『良い病院探し』だと思います。これは運もあります。お盆の事もあって大変でしたね。
自力で食事を摂れるようになるとほんとにいいですね。うちも口内炎で食べられない時があったけど、すぐにやせていったし、元気がなくなりました。ガンでなかったというのも本当に嬉しいです。早くこの病院にかかっていれば…という辛い気持ちもあると思いますが、がんばってくださいね。うりさんもお大事になさって下さい。
今日、退院しました。
症状が治ったというわけではないのですが、これ以上病院に入れていてもキリがないので・・・。
おまけに、貧血も進んでいるようで、今後がいろいろと心配です。
一応、無理な延命は望んでいないことを伝えてはいますが、どうなることやら・・・。
みなさんで可愛がってあげてくださいね。お大事に…。
強制食餌、慣れてきましたよ〜^^