2009年08月21日

さよならベリー

突然ですが・・・


ベリーが死んでしまいました。


今朝のことでした。



あれから、退院したベリーだったのだが・・・。
確かに、鼻や目の調子はよさそうだけど、全体の調子は明らかに悪くなっている。

入院する前は、鼻や目はひどい状態だったけど、まだ私や息子の後をついて歩いていたのだ。

だけど。

病院から帰ったベリーを抱き上げて部屋の床に置くと、
そのままコテン、という調子で寝転んでしまう。
歩いたとしてもヨタヨタとしてまっすぐに歩けない。

先生からは、貧血が進んでいるとのことだった。
で、貧血の原因を調べるために検査をするが、その検査結果が
出るのが2日後。
それまでの間、どうするか?という電話があった。

私としては、費用のこともあるので、検査を済ませてから退院させるという希望を出した。
本当は、検査結果が出るまで入院させた方が安心かもしれないのだが・・・。

それにしても。

調子がより悪くなっているベリーを見て愕然とした。

ベリーが入院している間、お盆休みのため病院には様子を見に行けなかったのだ。
もし、入院させている間、このベリーの様子を見たら、きっと私は
いろいろな検査は受けさせず、家に連れて帰っていただろうと思う。
そう、全ては結果論だけど。


病院から、高カロリーの缶づめの餌を与えること、薬を与えるという指導を受けていた。
どんどん痩せて行くベリーに、なんとか口の端から餌をチューブで流し込んだ。
口に入れると、ペロペロと舐める。
なんとか食べてほしい。
そう思いながら毎日、餌を無理にでも食べさせた。

殆ど動かないので、トイレの位置を移動する。
水も飲まないが、ウェットのフードで水分も摂れるのか1日1度はオシッコをするのだ。
元気な時は、一度もおトイレを失敗することのなかったベリーは、近くに移動させたトイレでちゃんと用を足していた。
「ああ、この人(猫)はまだ、ちゃんとトイレでしたいんだな」
そう思った。


だが・・・・。



今朝のことだ。
朝起きて、階段を降りると階段の下にベリーが横たわっていた。
目はじっと開いたまま、よく見るとオシッコを漏らしている。
息は・・・。

お腹の上下する様子を確認する。

まだ、生きてる。

だけど、死ぬ前に失禁をするというのを聞いたことがある。
もしかしたら、ダメかもしれない。

そう思いながらベリーを撫でた。


しばらくして、私がPCからメールを書いていると・・・。

パタパタ、と音がした。
何かなと思ってベリーを見ると、
今までじいっとして動かなかったベリーが、前足を動かしている。
走っているような格好。
お腹を見ると、大きな息をしており、呼吸もさっきよりも荒い。

もしかしたら、最後のあがきなのかもしれない。
いや、動きたいけど、思うように動けないのか・・・

そう思って、ベリーの体を撫でた。


しばらくして、体の動きは収まり、呼吸がゆっくりになった。

落ち着いたんだな。


そう思って、ベリーのそばを離れて仕事への準備を始めた。


ふと気になって、ベリーを見る。

お腹を確認(息をしているかどうか)する。
して・・・・いない?


何度も確認する。
手を当てて確かめる。
抱き上げても、心臓の鼓動を感じない。


死んじゃったの?




本音を言おう。


実は私、幼いころから、死んでしまった動物に触ることができなかった。
それまでは触れても、死んだと思ったとたんに気持ちが悪くなり、触れないのだ。
(というかそもそも動物は苦手)
なので正直・・・・命が途切れてしまったベリーの体を抱き上げるのはとても勇気がいることだった。
だけど、今はそんなこと言っていられない。

とりあえず、床の上からベリーが普段使っていたクッションに移動させる。
微動だにしないベリー。

やっぱり、死んでしまったのだ。


私が使っていたハンドタオルを体にかけながら娘に声をかけると、娘もこわごわと寄ってくる。
そして、ベリーに使っていたピンクの首輪を横に置いてくれた。


ベリーの体を撫でる。


しんどかったなあ。
ホント、よく頑張った。


そう言いながら、自然に涙が出てきた。


と言ってももともとあまり泣かないので・・・涙はここまでだけど。


ダンナに連絡を取ってから、私も仕事に出るべく用意を始める。
出かける前、ベリーを撫でながら
「行ってくるなー」
と最後の挨拶。


頭がぼうっとしている。
だが、やらなければいけないことは山積みなのだ。
猫が死んだからと言って、授業ができないなんてことはない。


車の運転をしながら、ベリーのことを思い出す。

あの人懐っこい猫は、最初にうちにやってきたその夜から私たちのベッドにもぐりこんで眠ったのだ。
人が大好きで、常にだれかのそばでじいっとしていたっけ。
最後に眠ったのはきっと10日ほど前だったと思う。
調子が悪くなっても、私の脇の間にもぐって眠ったのだ。

娘のことをナメていたベリーは、娘が通りかかるたびに
物陰からモモンガのように飛び出して娘を驚かせていた。
本人は威嚇しているようだが、あまりの可愛さにちっとも怖くなかったり。
私の昼食を邪魔するため、ひどい時は部屋で食事が取れなかったことがある。
エサ担当の息子が通るたびに息子の後をついて回り、餌が入っている押し入れに誘導する。
わざと分からない振りをすると、押し入れの前に立って、訴えていたっけ。
そうそう、娘が病気の時、1人でリビングに眠っていた私の頭の上をドドドドと夜の大運動会で辟易させてくれたこともあったな。
息子の部屋の何かの部品やブロックのおもちゃを勝手に持ち出して、階段から落として息子にしょっちゅう取り上げられていたっけ。


・・・と、挙げるとキリがないほどだけど。


8月31日に生まれたであろうベリーは、1年も生きずに死んでしまった。
私たちが取った選択は、これでよかったのか今でも全然、分からない。
だけど、その都度、自分たちで考えた最善の方法を取ってきたつもりだ。


最初から専門の病院にかかっていれば・・・。

いや、もらってきた時に白血病の検査をしていれば・・・。


と、今でも後悔することばかりだ。

だけど、せめて・・・。


ベリーの最後がそれほど苦しまなくてよかった。
家族がいてやれてよかった。


良かったと思うことといえばそのくらいかな。

ベリーの猫人生が幸せなものだったならそれでいい。


今はまだ猫を飼う気はないけれど、またいつか、飼う時があるかもしれない。
だけど、私たちはベリーを絶対に忘れない。

まだまだ、もう少し・・・私たちはあなたのことを思い出すだろう。
縁あってウチの子になってくれたあなたのことを。


では、改めて・・・・。


さよなら、ベリー。


いつか、また。


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posted by うり at 00:18 | Comment(11) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大変でございました。いや、猫飼ったときから、ちょこちょこ読んではいたんですけどね。
縁あってうりさんとこに来た命。動物嫌いを直して、命の暖かさと無邪気さ、同時にはかなさといとおしさを、
もういっかい肌身で感じなさいと、そういう神様のお告げかもしれないと思います。
安らかに。
Posted by テリー横田 at 2009年08月21日 13:14
テリーさん、ご無沙汰しておりました!
読んでくださってたんですね。
ありがとうございます。

動物嫌いは完全に治ったとは言えませんが(^_^;)
動物を飼う楽しさ、あったかさを十分感じさせてもらったひと時でした。

今はただ、ふとした時に
「ベリーがいないんじゃなあ・・・」とつぶやいています。
Posted by うり at 2009年08月22日 09:47
どもです。そうだったんですか…。ご冥福をお祈りすます。うちの子がガンで亡くなった時、できるだけの事はしていたけど自宅でずっとグッタリしてて、早朝にベッドに上がって来ました。そんな元気があるはずないのに、と思っていたらオシッコをざーっとしたんですね。ああもうだめだ…と思ってから10分くらいだと思うんですけどガッ血を吐いて亡くなりました。その時の事を思い出しました…。

>ベリーの最後がそれほど苦しまなくてよかった。家族がいてやれてよかった。

そうですね…短い猫人生だったけど、みなさんから可愛がられて、大切にしてもらって、きっとベリーちゃん幸せだったと思います。みなさんも、ベリーちゃんと楽しい時間をいっぱい過ごしましたよね。楽しかった思い出を大切にしてくださいね…。
Posted by みけ at 2009年08月22日 21:01
ありがとうございます。
特にみけさんには気にかけてもらって、感謝しています。

今はベリーがいなくて寂しいですけど、その反面少しほっとしているみたいです・・・。
ダンナさんは新しい猫を欲しがっているけど、微妙なとこですねえ・・・。

Posted by うり at 2009年08月24日 00:36
ウリさんの気持ちよくわかります。
うちにも昔ダイって猫がいまして、白血病で死にました。まるで犬のように愛想のいい猫でいつも自分を見つけると走ってきて腰をポンと当てるしぐさをしていました。山の峠道に捨てられてた目も見えない掌くらいの仔猫だったのですが大きくなって白血病を発症し最後の数日は大好きな炬燵の中で固くなっていく体を暖めていました。そんな状態でも自分が仕事から帰ってくると、ヨロヨロと起き上がって腰をポンと当てるしぐさをしようとしていました。最後にそのしぐさをした時のことは鮮明に覚えています。猫にとって白血病が苦しいなら、峠道で捨てられてた時、助けずそのままにした方が良かったんじゃないかとか死んだときに悲しみのあまり考えたりしました。
だけど、今は最後の「ポン」は感謝してくれたのかとか考えてます。短くても思い出とか
いっぱいで、短い一生でも短いがために濃密に思い出や記憶が鮮明で、自分自身の一生の中でも忘れることはないと思います。
どんなペットでも死ぬのは悲しいですけど、いつまでも忘れないことがその子たちのためになるんじゃないかなあって思います。
Posted by 元ランエボ4の運転手 at 2009年08月26日 00:56
元ランエボ4の運転手さん、お久しぶりです!!

コメントありがとうございます。

ん〜〜〜切ないお話です・・・。しかも、その「ポン」と腰を当てるしぐさっていうのがたまんないですね・・・。

>猫にとって白血病が苦しいなら、峠道で捨てられてた時、助けずそのままにした方が良かったんじゃないかとか死んだときに悲しみのあまり考えたりしました。

分かります。特にダンナさんは、知人からのもらい猫だったためにもらってこなけりゃよかったんじゃないかと思ったらしいですけど、絶対にそんなことはないです!と言いたいです。

その猫ちゃんだって、元ランエボ4の運転手さんのところで過ごしたからこそ味わえる幸福感があったはずですし、短いけどとっても幸せな一生だったのではと思います。

・・・と、うちのベリーについても同じように思いたいですけどね(^_^;)

そうですね、いつまでも忘れないこと・・・。
そう思えば、これほどまでに愛されたペットたちはやはり幸せなんだろうなと思います。

ありがとうございました。
Posted by うり at 2009年08月26日 08:40
色々後悔してもどうにもならないけど、ついあれこれ考えてしまう時もありますよね。でもそう思うのも愛情があるからゆえの事だし…。今までたくさんの猫を亡くしていて、つらいお別れがたくさんありました。糖尿病の子は毎日朝に注射を打っていたけど、帰ってきたら倒れていて、相当苦しんだあとがわかりました。その時まだ生きていました。すぐに亡くなってしまったけど…。 特にその日、調子が悪いわけではなかったけど、自分が気がつかなかっただけかもしれない、病院に預けておけば、そばにいれば、もう少し早く帰っていれば…本当にたくさんの事を考えました。どうにもならないとわかっていても、理屈と感情は違うから…。 こういうのを受け入れるまでにも時間はかかるけど、それでも一緒にいられて良かったし、できる事をしたんだ、と思えるようにもなりました。

うりさんはもちろん、ご主人やお子さん達も色々な思いがあるかと思います。

上の私のコメント、「お祈りすます」になってますね、申し訳ありません。『お祈りいたします』のつもりだったのにすみません。
Posted by みけ at 2009年08月26日 19:50
うりさん覚えていてくれてありがとうございます。

そうそう、短いけどとっても幸せな一生だったのではと思いますっていうのはうりさんとこのベリーちゃんも同じですって言いたかったんですが…いろいろ思い出しちゃって乱文でした。時間たって見ると少し恥ずかしいコメントです。結構むき出しで。

これほどまでに愛されたペットは幸せですっていうのは同感です。
うりさんとこもみけさんとこも。

あとね、うちのダイの赤ちゃんの時の写真は今もPCの横に飾ってあるんですよ。

ベリーが寂しがらないように忘れないでいてくださいね。
Posted by 元ランエボ4の運転手 at 2009年08月27日 23:59
みけさん

よくわかります。
きっと、完璧に対処してやっていても、後悔は絶対に残ると思う。
だから、後はその時その時に、自分がせいいっぱい考えて選んだ結果なんだと思うしかないですよね・・・。


元ランエボ4の運転手さん

覚えてますよ〜
インパクトのある名前ですしね^^
まだ来て下さってたんだなあと思うと嬉しくなりました。

いろいろとありがとうございます。
元ランエボ4の運転手さんのそのお気持ちは、文面に十分すぎるほど表れてます。
なので、しっかりとそのお気持ちはありがたく受け止めていますよ。
恥ずかしいことなんてないです^^

私も元気なころのベリーの写真を見ては・・・

こんなに可愛かったんだーとか
(最後は顔も変わってしまってたので・・・)
ほんまに綺麗な猫じゃなーとか
こんなしぐさしとったなーとか
そうそう、窓辺が好きじゃったなーとか
思い出しています。

寂しさに耐えかねたダンナさんが・・・
どうやら新しい猫を飼う気のようですが(^_^;)
そうなっても、ベリーのことを忘れることはないでしょうねー。

元ランエボ4の運転手さんのところも、今も猫を飼われているんですか?


Posted by うり at 2009年08月28日 08:21
そっかぁ。
気にはしていたんだけど
そうだったのね。

残念だったね。
やっぱり しっかりと家族の一員になっていたんだね。
可愛かったんだろうなぁていうのが
読んでてよく分かるよ。

Posted by howdy at 2009年08月31日 23:22
そうなんよねー。

今まで、魚とか虫とか(^_^;)
しか飼ったことがなかったから、
こういう猫や犬なんかは家族化しちゃうんだなあと実感しました〜。
Posted by うり at 2009年09月02日 08:22
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