2011年01月20日

容疑者Xの献身

TV放送されていた「容疑者Xの検診」じゃなかった献身を見た。

正直、中盤辺りまでは
別に映画にするほどのものじゃないじゃん。スペシャルでもいいんじゃない?

と思っていたのだが・・・。





あらすじ

発見された男性の死体は顔がつぶされ、指を焼かれていた。死因は銃殺。身元は富樫慎二(無職)であることが判明。
貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウ)は捜査に乗り出す。富樫の別れた妻、花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認していたある日、その隣人が湯川と同じ帝都大出身であることを内海は知る。隣人の名は、石神哲哉(堤真一)。高校で数学教師をしている。
物理学者・湯川学(福山雅治)にとって「僕の知る限り、本物の天才」と評する男だ。内海から事件の相談を受けた湯川は、天才的頭脳の持つ主ゆえに、かつて唯一理解し合うことが出来た“親友”が事件のウラにいるのではないかと推理する…。



以下、ネタばれありです。













最初はゆる〜く見ていたこの映画だが、(雪山のシーンは蛇足だったかも。映画館で観ていたらこのシーンで寝そう)
ラストに近付き、真相が見えてくると、その「献身」の深さに驚き、後はうなるしかなかった。
そうか。献身って。
そういうことか、と。

ガリレオシリーズは好きなドラマシリーズだが、今回は福山雅治演じる湯川が数式でトリックを
解明するシーンは出て来ない。
ただひたすら、静かに、影のように行動する。
その湯川の胸の内を思うと、ずしん、と来るものを感じる。

しかし、今回特に素晴らしいのはやはり堤真一の抑えた演技・役柄だろう。
数学にしか興味のない、うだつのあがらない数学教師。
その彼が、「なぜ」・・・?

それが分かった時、その孤独さ・彼がようやく手にした小さな幸福感に泣けそうな気がしてくる。(泣かないけど)


分からないのは、石神が行ったストーカー行為。
これが計画的だったのか、それとも本心からだったのか・・?
でも、これはきっとどちらも正解なんだろう。
ストーカー行為を行っている時の彼は、計画的でも本心からだっただろうから。

最後に、靖子が真相を打ち明けるべく飛び込んでくるが、ここはちょっと複雑。
石神のためには、黙っていてほしかったんだけどなー・・・。
ストーリー的にも、きっとその方がまとまる気がする。
ラストで新たな生活をスタートさせる靖子親子と、罪を償う(けどどこか幸福そうな)
石神の対比とかね。

だけど、だからこそ最後のシーンの、石神の供述通り(であろう)発見される証拠の品や、
寒くて寂しい冬の海、柴咲コウが歌う静かなテーマソングが生きてきて、
よりこの作品の物悲しさを伝えてくれたんだとは思うけどね。

ガリレオシリーズだけど、ガリレオが主人公ではない。
どのキャストも生きていた、ガリレオの中では特に好きな作品となった。


もっかい見ようっとるんるん



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posted by うり at 09:06 | Comment(15) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 私も見ました。私もガリレオ大好きです。あんな先生が学校に居てくれると毎日が面白いし、何より勉強が大好きになるのになと。大好き越えて、大得意になりそうだ。
 で、今、デスノート観てます。
Posted by ブーブブ at 2011年01月21日 21:22
ですね〜(^_^;)

もしくは、つい顔に見とれて授業どころではなかったり・・・
Posted by うり at 2011年01月23日 23:01
映画は、このシーン要るのかなとか、冗長に感じるのって、監督との感性が違うのかなと思ったりもします。で、そういうとこも楽しんだりとか…。映画は特に趣味的な感じになりますね、ドラマと比べるとずっと。

関係ないけど、友人がタルコフスキーの映画を見てると好きなのに眠くなるとよく言っていました。長いからでしょうか…。でも「ニューシネマパラダイス」や「風と共に去りぬ」も長いか(^_^;)。
何にしても映画の方が心に残ることが自分は多いです。

ところで、『おやつコロッケ』のCM好きです!
光一君のはまさに王子様、という感じで良くって、剛君のは何か・・・ツボにはまってしまって、好きなのは前者なのですが、印象に残るのは後者です…。
Posted by みけ at 2011年01月25日 21:48
フランス映画ってきらいじゃないけど眠くなります。
ちょっと暗めな感じのせいかなあ?
セリフ回しもなんか独特。
でも夜にまったりしながら見るのはいいですね^^
(すぐに寝るけど)

『おやつコロッケ』のCM知らなかった!
今youtubeで見たけど、光一くんやっぱ似合う。
つか、もう開き直りですね(^_^;)


これをキンキ世代じゃない今の子が見るとどうなんだろーと考えたり。
Posted by うり at 2011年01月27日 08:09
フランス映画、映像やセリフなど、哲学的なものが多いとかそのせいかなあ。ジャンルにもよるけど(^_^;)。セリフの言い回しは確かに独特なんですよね。フランス語圏の人は、言葉の言い回しにこだわりのある人が多いです(これが時に頑固とか言われる原因にも…)。ポップスでも歌詞に、かなり重きを置いていますが、曲調は日本の歌謡曲(J-POPではない)に通じるものがあります。陰があり、マイナーコードで旋律が美しいとか。

「おやつコロッケ」、ご存知なかったですか。お知らせできて嬉しいですw このCM、今までのも好きですが、今回の特にいいw 世代の違う子も、面白いのでは?

Posted by みけ at 2011年01月30日 12:33
フランス映画のセリフは確かに独特な感じがしますね(^_^;)

あと、雰囲気もなんか暗い感じ。
とはいえ、「TAXI」は面白かったけどね^^

「おやつコロッケ」まだ遭遇しません(>_<)
TVはそこそこ見てるのにな〜。
Posted by うり at 2011年02月01日 08:10
おやつコロッケのCMは、剛君Verを最初に続けて見て、光一君Verといつ出会うのかと思っていたら、何日かして見る事ができました。

「フランス映画」といった時に、やはり好きな人が期待するのは、メランコリーや哲学的なセリフなのだろうかと思います…。小説でもそうなんだろうな。

サガンの、『愛と同じくらい孤独』の 「私は時々、人生が恐ろしい冗談だと思うことがあります。」というのとか、
『悲しみよこんにちは』の 
 ≪希望に裏切られた顔  悲しみ  美しい顔よ≫ 

という言葉なんかを思い出しますね。
Posted by みけ at 2011年02月01日 21:39
ウリさん
先生に見とれる、わはは! それ、大いにありそう! 気が付いたらガリレオ先生の授業のノートだけ真っ白け! 先生に見とれててとり忘れ。

ミケさん
好きな映画なのに眠くなる。ありますあります!
私はしょっちゅうです。テレビで、オープニングが始まると同時に安心するのか油断するのか、もうこれで観た気分になっちゃって。大後悔! だから録画は欠かせない!
Posted by ブーブブ at 2011年02月02日 13:32
おやつコロッケ〜

見れない〜

悲しい〜(^_^;)


>ブーブブさん
私はあえて、寝るために退屈そうな映画を選ぶことがありますよ。
なんか安心しちゃうんですよね(^_^;)
Posted by うり at 2011年02月03日 09:06
>うりさん

お勧めしたいのが…。『去年マリエンバートで』です。試しに少しご覧下さい(^_^;)
ttp://www.youtube.com/watch?v=ohnFpTNGY0g

セリフと映像と共に眠くなる要素満杯というか、
好きな映画なんだけど、私は何度も見て何度も寝ました。音声だけでも眠くなります。映像も綺麗だし。

あとは小説『失われた時を求めて』。
ドヌーヴで映画にもなってますが、あれも映像が美しくて眠い。
紅茶とマドレーヌのシーンは特に秀逸w

>ブーブブさん

録画は欠かせないですね〜。あとつい、倍速で見てしまいます…。邪道なんですけど…。あとCMはしょったり、バラエティなんかだと見たいとこだけ見て終わる。本筋と関係ないおしゃべりは削除してからとか。良いコンテンツを見せる前にもう少し!と、どうでもいい内容のを繰り返し流したりするのは全部削除してしまいます。
Posted by みけ at 2011年02月05日 12:55
へええ〜。
綺麗な映像ですねえ〜。
ちょっと見てみたいような・・・。

私が何度も寝る映画は
「ゴスフォード・パーク」
「ミスト」です。
評価が高いので見たくて何度も挑戦してるけど、ダメです。
もう諦めました。
Posted by うり at 2011年02月06日 23:21
「去年マリエンバートで」は名作でファンも多いのです。映像もほんとに美しく、印象的シーン、映像、科白が本当にたくさんある。でも…眠くなるw
タルコフスキーも芸術性が高すぎて眠くなるのかかも…。でもこういうのをソフトとしては欲しくなります。1回見てもういいや、というのじゃないから。

「ミスト」、前から見たいと思っててタイトルなどを忘れていました、ありがとうございます〜。
眠くなりますか? 軽い作品ではないけど面白そうなんですが(^_^;)。

「ゴスフォード・パーク」は知らなかったけど、あらすじ見たら自分の好きな感じです。この頃のイギリス舞台のとか好きなので。

ベビースターの懸賞、キンキのトートですね。可愛いし、キャラの絵があれなのに、特徴つかんでて凄いw
Posted by みけ at 2011年02月12日 14:17
そうそう^^
ソフトとして欲しいの、分かります。
何となく流しておきたい、みたいなね。

それと、ここで挙げた映画名がヒットしてよかったです。
ミストは、あらすじを見てわくわくしながら見たはず・・・なんですが、要するに「霧」がテーマなのでなんか画面が暗い。
でも落ち着いて寝られます^^

「ゴスフォード・パーク」、面白そうに思えるでしょ。
そう思ったんだけど、あまりにも展開が単調で・・・。もう諦めました。

最後にキンキのトート、めっちゃ可愛い!!
光一君の髪が長すぎな感じですが、雰囲気出てるのがすごいね〜
Posted by うり at 2011年02月15日 15:20
あのトート、可愛いですよね。今までのも色々あるみたいで…。ベビースターの応募券、ためておくといいかもw 
Posted by みけ at 2011年02月20日 12:05
そうですね^^

というか・・・実はベビースターが苦手だったり(^_^;)
Posted by うり at 2011年02月21日 20:15
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